外食するときの楽しみのひとつは、料理と器のコンビネーションだと思う。
目で楽しみ、舌で味わう。
自分じゃ到底買うことができないような貴重な器でいただいたり、自分じゃ到底つくれないようなおしゃれな姿かたちのお料理と器の組み合わせだったり、とにかく非日常感が食事をぐんと楽しくさせてくれる。
日々の家庭でのごはんでは、なかなかそうはいかない。それに、気負わないごはんにホッとしたりもするし、毎食に楽しみを追求して非日常感を求めているわけではない。
けど、おうちのごはんでも、器をちょっと変えるだけで雰囲気がガラリと変わるのは、好き。私には「そのための器」が少しだけあって、普段は食器棚のあまり開けない扉のなかに収まっているのだけれど、いざという時に登場する、秘密兵器のような器がある。
たとえば、これ。
ね、いいでしょ。
年に数回しか出番はないけど、いざという時に出して楽しむ。そんな器のひとつやふたつ、みっつやよっつ、あってもいいですよね。
いいですねえ!